メタカバドリ

ポケモン 持ち物 技1 技2 技3 技4 特性
カバルドン オボンのみ じしん いわなだれ こおりのきば あくび すなおこし
ドリュウズ ヨプのみ じしん いわなだれ アイアンヘッド つるぎのまい すなかき
ラティオス こだわりメガネ りゅうせいぐん りゅうのはどう なみのり トリック ふゆう
ハッサム オッカのみ バレットパンチ とんぼがえり つばめがえし ねごと テクニシャン
ゴチルゼル カゴのみ サイコショック どくどく めいそう ねむる かげふみ
キノガッサ きあいのタスキ タネマシンガン マッハパンチ ローキック ストーンエッジ テクニシャン

配分
カバルドン 性格:しんちょう
215(252)-133(4)-142(28)-*-132(220)-56
ドリュウズ 性格:ようき
185-187(252)-81(4)-*-85-154(252)
ラティオス 性格:おくびょう
155-*-101(4)-182(252)-130-178(252)
ハッサム 性格:ゆうかん
175(236)-171(44)-136(124)-*-113(100)-63
ゴチルゼル 性格:おだやか
175(236)-*-116(4)-116(4)-155(84)-108(180)
キノガッサ 性格:ようき
135-182(252)-100-*-81(4)-134(252)

○主旨
カバドリはいつの環境でも非常に強い構築の一つであるが、それゆえに当然カバドリの対策は日々研究されている。
その中でいかに対策されつつもカバドリとして勝てるか興味があると同時に、カバドリ構築を見つめ直したいと思ったので構築を考えた。
環境に合わせて順応できるのもカバドリの強さの一つであり、現状の環境から考えうる自分なりのカバドリを出し抜いた。
相手のカバドリメタを誘いつつ倒していくカバドリ。
これでオフに出ようとしたが都合により断念、何かの参考になればという意味合いで公開という形に。

以下詳細

カバルドン
・C205眼鏡オーバーヒートを15/16耐え
・残りB振り

カバドリ対策として強化オーバーヒートでいわゆる212-162-118カバを確定で倒しにくるヒードランウルガモスがいるので慎重HD基調。
カバルドンの型はこの構築の最後に決まり、元々はテンプレカバを使う予定だったが最終的にPTの並びがウルガモスに弱く、また挑発ボルトロスの台頭により身動きを取れない状態にされるのが嫌だったので思い切って地震と岩雪崩の2ウェポンをまず採用とした。
必然的に欠伸/ステルスロック/吹き飛ばし/攻撃技の取捨選択に迫られるが雪崩の採用したカバルドンウルガモスを誘い倒すことができ、無理に流す必要がなくなったので欠伸は決定。
最後の技一枠について、吹き飛ばしは主に欠伸を防ぎつつ身代わりを張るキノガッサグライオンや、殻を破ってくるパルシェンなどの詰み狙いの相手に対しての技であり、ステロはドリュウズとのシナジーが抜群の技であり、氷の牙や炎の牙は特定の龍や鋼相手に強い技である。
今回はPT全体でバンギグライの組み合わせが若干重い構築であり、PT全体で決定打に欠けるランドロスカイリューなどに対し殴れる技として氷の牙を採用。
グライオンの処理に自信があるならステルスロックで良い。
持ち物は場持ちがしやすいオボンの実。ゴツメを採用してもいいがあくまでカバドリとして欠伸ループに持って行きたいと思ったので場持ちを優先した。

ドリュウズ
・ASぶっぱ

PTのエース。
最速はマンムーバシャーモとカバドリミラー意識であり、相手の先制技に強いヨプの実。
ヨプの実は相手のガッサとの組み合わせを潰せることを期待しての採用である。
話が少し逸れるがここまでキノガッサのケアを優先にする理由は身代わりを張られたら一気にゲームエンドまで持っていかれる力を持っているためである。
当たり前だがカバドリはキノガッサに対して特性の二択・技構成・持ち物の観点から非常に不利な択ゲーを迫られるため、露骨な対策枠を取らない限り、キノガッサにゲームを支配されてしまう。
しかし、一体一体が催眠耐性やステータス・技の調整を施し、隙を見せにくくすることでき嵌められることがなくなる。
そこでドリュウズの場合では、対面では削られてない限り倒せないが、起点を軸に舞った後なら後出しのキノガッサには止まらないようにヨプの実を持たせた。

ラティオス
・CSぶっぱ
最速竜のラティオス
拘り眼鏡は圧倒的な指数もさながら、トリックを絡めた起点作りにも相性がよいアイテム。
めざめるパワー炎持ちラティオスを採用したカバドリもあるが、相手のラティオスに弱くなりがちでカバドリラティという強い選出ができなくなるので不採用。
流星群竜の波動は圧力と一貫性から確定採用で波乗りは砂パ全般に刺さりやすくやはり強いのでこのテンプレ4技とした。

ハッサム
・眼鏡流星群1.5耐え
・無振りラティオスを蜻蛉返り+バレットパンチで確定
・残りB振り

PTの補完枠であり、ラティオスの苦手な相手の補助したり、ゴチルゼルを後攻蜻蛉から安全に出すことで場を有利に進める。蜻蛉返りとバレットパンチハッサムの強みであるとともに補完が成り立たないので確定。
残りの2技はガッサ耐性を上げるためにまず寝言は確定。残りは非常に悩んだが、寝言使用時に絶対にガッサを殴れ、ゴチルゼルを選出しない時の格闘タイプに対する有効打として燕返しを採用。
ウルガモスの起点も防止できる。ドリュウズを選出しない場合の試合で終盤に舞われたら前抜きされるような場面に役立つ。
場持ちをよくする羽休めを採用し、消耗戦に制するやり方もあるが採用を見送った。

ゴチルゼル
・C156ジュエルハイドロポンプ+瞑想込みハイドロポンプ高乱数耐え
・無振りスイクン+3

苦手なスイクン、天候を奪ってくるニョロトノユキノオーに有効な影踏みゴチルゼル
相手の格闘選出を渋らせる能力も持っているため、評価は高い。
サイコキネシスではなくサイコショックなのは瞑想スイクンに勝てるため。
毒々の枠は元々テンプレの影分身を入れていたが脱出ニョロトノに課題(素早さ次第でアンコールのループに入れられてしまう)を残してしまう。そこで今回の毒々の採用。触れずに影踏みと合わせて確実に倒せるので採用した。
しかし零度スイクンにはどうしても運要素が強くなってしまうのが難点。
食べ残し身代わりを採用するのもありだが、押し切られやすくなる上に後出しがしにくくなってしまう。

キノガッサ
・ASぶっぱ

ゴチルゼルと合わせた雨に対する枠。
選出圧力を促し、所謂相手の催眠対策枠の選出を促す。
意地っ張りではなく陽気にしたのはローキック込みで相手の霊獣トルネロスを抜かせるため。
フルアタなのは相手の所謂催眠対策枠(ウルガモスや霊獣トルネロスボルトロスなど)をローキックとエッジで押しきれるようにするため。
その分本来催眠を利用することで強引に突破できる相手に勝てなくなりがちだが、択ゲーになりがちな催眠に頼るよりは有利対面で思考停止でローキックを選択し、押し切ったほうが勝ち筋を見落とさない。
ちなみに参考程度だがA182のキノガッサでB100相手に半減ローキックで46〜55、等倍ストーンエッジが69〜82(抜群で138〜164)、半減マッハパンチで31〜37で計146〜174ダメージ。